2024年01月29日
パートナーとの関係で悩んでいる方へ。
DV(ドメスティック・バイオレンス)やモラハラという言葉が広く知られるようになってきましたが、激しい身体的暴力のみを「DV」と捉えて、自分自身がDVを受けていることを自覚していない方もまだまだ多くいらっしゃいます。パートナーとの関係で悩みがある場合、もしかしたらその背景にDVがあるかもしれません。「うちはそんなにひどくない」「これもDVなのだろうか」と思われる方も、まずは相談していただくことで問題解決の第一歩にしてください。
必要な支援を気持ちに寄り添いながら行ないます。
DVは、配偶者や恋人など、親密な関係にある又はあった相手から振るわれる暴力のことです。身体的暴力だけではなく、さまざまな暴力が複合的に繰り返されるのが特徴です。
例えば、
- パートナーの機嫌がいつも気になる。
- やりたいことがあってもパートナーの機嫌次第でやれないことがある。
- 相手の言うことが理不尽だと感じても、黙って我慢してしまうことがある。
- 生活費の範囲内でも、自分のために自由にお金を使うことにためらいがある。
- 相手の機嫌が悪いと、自分にどこか悪いところがあったのではと、自分に非があると思ってしまうことが多い。
(出典:日本DV防止・情報センター)
ということがある場合、その背景にDVが存在している可能性があります。DVは被害者の心身に影響を及ぼし、長期に渡るほどその回復に時間がかかることがわかっています。まずは、勇気を持ってご相談ください。ご本人の気持ちに寄り添いながら、各種機関と連携しながら必要な支援を行なっていきます。
DVに関する総合的な相談をしたいとき
神戸市配偶者暴力相談支援センター(女性のためのDV相談室)※神戸市内在住の方
受付日:毎日(12月28日〜1月4日を除く)
受付時間:9時〜17時
連絡先:(078)382-0037
兵庫県配偶者暴力相談支援センター(兵庫県女性家庭センター)※兵庫県内在住の方
受付日:毎日
受付時間:9時〜21時
連絡先:(078)732-7700
神戸市内在住の方はどちらにご相談いただいてもかまいません。ご本人の気持ちに寄り添いながら、専門機関と連携して必要な支援を行ないます。まず、どこに相談したらいいのかわからない場合は、どちらかにお電話ください。
一時保護や福祉施策について相談したいとき
各区役所・北須磨支所 保健福祉課
受付日:月曜〜金曜(祝日、年末年始を除く)
受付時間:8時45分〜17時15分
各区役所の保健福祉課で、一時保護や児童扶養手当などの福祉施策についての相談を受け付けています。
生命や身体への危険を感じたとき
兵庫県警察本部 ストーカー・DV相談
受付日:毎日
受付時間:24時間
連絡先:(078)371-7830
緊急時は「110番」!
受付日:毎日
受付時間:24時間
生命や身体への危険を感じるなど、緊急性の高い場合はすぐに警察へ!
その他のDVに関する相談先はこちら
上記の相談先に加えて、女性の悩み全般に関する相談先や、民間の女性支援団体、外国語でDV相談を受けられる相談先をご案内しています。
ストーカー・DV被害についての相談窓口のほか、対策の流れや相談状況についても記載されています。
DVに関する詳しい情報はこちら
DVについての基本的な情報のほか、神戸市の取り組み全般についてご案内しています。
内閣府男女共同参画局 ドメスティック・バイオレンス(DV)とは (外部リンク)
DVについての基本的な情報、心理的な影響のほか、支援方法や支援先など詳しく記載されています。
子どもがDVを見聞きすることも、虐待になります。
DVが起きている家庭では、子どもに対する暴力が同時に行なわれている場合があります。子どもが直接暴力を受けていなくても、暴力を見聞きすること(面前DV)によって子どものこころや体にさまざまな影響を与えると言われています。子どもに関する問題についても、一緒に考えていきます。
児童虐待について相談先はこちら
児童虐待に関する相談先を記載しています。また、児童虐待・DVについての啓発動画もご覧いただけます。
DVと虐待についての詳しい情報はこちら
神戸市 子育てするのに知っておきたいDVと子ども虐待(PDF 12.1 MB) (外部リンク)
DVと子ども虐待についてイラストも交えて解説しています。DVや虐待に関するチェックリストも。

内閣府男女共同参画局 DV(ドメスティック・バイオレンス)と児童虐待 (外部リンク)
DVと子ども虐待の関連性について詳しく説明されています。
高校生や大学生も。恋人からの暴力(「デートDV」)も生じています。
DVは配偶者間だけでなく、恋人同士でも生じます。恋人との関係で悩んでいる場合もご相談ください。また、高校生や大学生が恋人からのDVに悩んでいても周囲に相談できないことも多く、親御さんが違和感を感じて相談されることで支援につながることもあります。「恋人との関係に悩んでいるようだ」「返信が遅いと怒られている」といったような、お子さんの様子に気になるところがあれば、総合的な相談窓口にご相談ください。
DVに関する相談先一覧はこちら
DVについての相談先がまとめられています。どこに相談していいかわからない場合は、神戸市配偶者暴力相談支援センターか兵庫県配偶者暴力相談支援センターへ。
デートDVについての詳しい情報はこちら
神戸市 中学生向け人権啓発冊子「あすへの飛翔」 (外部リンク)
中学生向け冊子内でデートDVについてマンガ形式で解説しています。

デートDVの例や暴力のサイクルについて、具体例を交えて解説されています。
セミナーやグループセラピーで心理的なサポートも行なっています。
DVを受けた場合、心身への影響は長期に渡ります。加害者と別れたあとも気持ちが大きく揺れ動き、もとの関係に戻ってしまう場合も少なくありません。神戸市では、「もしかして、これってDV?」「DVを経験した女性のためのサポートカフェ」「DV・モラハラからはなれた母と子のためのグループセラピー」といった時期別のセミナーを開催し、被害を受けた方の心理的なサポートを継続的に行なっています。
DVセミナーの開催情報はこちら
神戸市が実施しているDVセミナーについてご案内しています。