2023年12月11日

知ろう、妊娠のこと。〜赤ちゃんを授かりたい方へ〜

相談する

妊娠・出産

神戸市では、妊娠・出産を望まれる方への情報提供や、不妊・不育でお悩みの方の支援を行なっています。一人で悩まず、相談してみてください。

妊娠・出産を望む方にぜひ知っておいてほしいこと。

「プレコンセプションケア」という言葉を、聞いたことがありますか?「コンセプション」とは「受胎」、つまり、おなかの中に新しい命を授かることです。その準備段階として、女性やパートナーとなる男性が、将来の妊娠を考えながら生殖や健康についての知識を高めたり、自分たちの生活や体を整えたりする取り組みのことを「プレコンセプションケア(プレコン)」といいます。
将来的に妊娠・出産を望む方も、今現在、不妊や不育にお悩みの方も、まずは妊娠について正しい知識と情報を得ることから始めませんか。

例えば、

Q.「二人とも健康だから、不妊は関係ない」と思っていませんか?
A.カップルの5.5組に1組は不妊の検査や治療を受けたことがあります。


Q.「不妊は女性だけの問題」と思っていませんか?
A.約半数は男性にも原因があるといわれています。


Q.「30歳以上で出産する人も多いからまだ大丈夫」と思っていませんか?
A.医学的には35歳以上は高齢出産。不妊や、母体・赤ちゃんの健康を脅かすリスクを低減するためにも、早いうちからプレコンセプションケアを実践することが重要です。


Q.「赤ちゃんを授かるために今すぐできること」をご存じですか?
A.例えば、赤ちゃんの発育に大切な栄養素・葉酸の摂取、タバコを吸わない、アルコールを控えるなど、男女問わず、適切な食事・運動・睡眠といった基本的な生活習慣を実践することが大切です。

「知ろう、妊娠のこと。」の表紙イラスト

プレコンセプションケア(知ろう、妊娠のこと。) (外部リンク)

その他プレコンセプションケアに関する詳しい情報はこちら

こども家庭庁「健やか親子21」プレコンセプションケア (外部リンク)

性や健康に関する情報サイトが一覧でまとめられています。

国立成育医療研究センター プレコンセプションケアセンター (外部リンク)

専門医や管理栄養士による「プレコンチェック(検診とカウンセリング)」や「プレコン相談(オンライン)」が案内されています。将来の妊娠を考えた健康維持のための「プレコン・チェックシート(男性用・女性用)」もダウンロードできます。

プレコンノートの表紙イラスト

「妊娠できるか不安」「なかなか妊娠しない」という方は。

結婚年齢、妊娠・出産年齢の上昇に伴い、妊娠に不安を抱く方、不妊に悩む方が増えています。そのような背景から、令和4年4月より不妊治療が医療保険の適用となりました。
とはいえ、いきなり病院へ行くのは抵抗があるという方は、兵庫県が設置する「不妊・不育専門相談」で、専門の知識を持つ医師や助産師に無料で相談することも可能です。電話または面接で相談ができ、相談に関する秘密は守られます。男性不妊専門相談も受け付けています。
なお、神戸市では早期に不妊の原因を発見し、効果的な治療につなげるため、夫婦(事実婚を含む)で不妊治療の検査を受ける方へ、検査費用の一部を助成しています。

夫婦で不妊治療の検査を受ける際の助成についてはこちら

神戸市「不妊治療ペア検査助成事業」 (外部リンク)

不妊治療の保険適用に関する詳細はこちら

こども家庭庁「不妊治療に関する取組」 (外部リンク)

不妊・不育専門相談の詳細はこちら

兵庫県「不妊・不育専門相談」 (外部リンク)