2023年11月01日

親が「ほっとできる」場所は、子どもたちも落ち着く【おやこふらっとひろば】

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0~2歳

妊娠・出産

おやこふらっとひろば中央で親子が自由に遊んでいる写真

木とガラスの扉が開くと、不思議な形をした木の遊具と淡い色合いの木製カウンターがお出迎え。優しい雰囲気のアート作品に囲まれたこの空間、実は中央区役所の一角です。「おやこふらっとひろば中央」は、市内9カ所の区役所内に開設されている「おやこふらっとひろば」の一つ。主に0歳から2歳(※)とその保護者が、おもちゃや絵本で遊びながら交流、育児相談もできます。落ち着ける空間、心地よい音楽、あたたかな木の感触など『五感で神戸を体感できる場所』では、親子でリラックス、ゆったりとした時間が流れていました。
(※)「おやこふらっとひろば」の対象年齢、利用方法は施設によって異なります。

大きな窓と広々とした空間が広がる、中央区役所3階の内観写真
中央区役所の3階、近隣には東遊園地やこども本の森 神戸も
壁に親子によるアート作品が飾られている受付の写真。
受付の後ろには、親子によるアート作品も
広場で親子が自由に遊んでいる写真
保育士等の資格を有するスタッフが常駐しています
木材を使用したおもちゃや床で構成されているスペースで子供が遊んでいる写真
こだわりの木材を使ったぬくもりのある床スペース

【利用者の声】自分のリフレッシュにもつながる

“感触あそび”イベント(1,2歳対象)に参加されたみなさんにお話を伺いました。

他にはない“空間”と家では思いつかない遊び方

  • 木のぬくもりが感じられて、物が少なくシンプルな空間が好き。
  • 来るたびに新しい遊び方を教えてもらっている。チェーンやゴム管など身近な素材で子どもが喜ぶものは、なかなか思いつかないのでうれしい。
  • 片栗粉の手触りを楽しむ遊びなど、いつもと違う子どもの反応にびっくり。
ビー玉が入っている袋を上から触り、遊んでいる子供の写真
不思議な感触がだんだん面白くなってくる……
室内を歩き回り遊ぶ親子の写真
定期的に親子プログラムや多彩なイベントを開催
人形や、手作りの人形の洋服が棚に並んでいる写真
奥にある人形の洋服も一つひとつ手作りなのだそう
プチプチをつぶして遊んでいる子供の写真
跳んだりはねたりしながらプチプチ

「肉、魚、ミルクの量がわからない……」離乳食の悩みにも

  • 少食で食事の量がわからないのが悩みでしたが、お食事相談会(子育て中の栄養士に相談できる会)の日に教えてもらった「こども園での量の目安」がとても参考に。
お母さんがスタッフに、子供が遊んでいる中で相談をしている写真
遊びながらの会話の中で、スタッフに相談ができる

話すだけでちょっとラクに

  • 「つかまり立ちし始めたけど、家でどうしよう」と話すと、他のママが「こうすればいいよ」と教えてくれました。
  • 一緒に遊んでもらうなかで、「そういえば……」と気軽に相談できる雰囲気がいい。
  • スタッフの人がとにかく話を聞いてくれるので、「寝不足で、眠たいんです」などグチも言えて、気持ちがらくに。

【スタッフの声】「子どもが寝ててもいいよ、話しにおいで」

管理者の皆さんの写真

管理者の高橋さん(写真左)

元気そうに見えるママやパパでも、実は疲れていたりするんです。離乳食どう?寝れてる?など様子をみて声かけをしています。一人で抱え込まず、話をすることが大切。育児情報は、たくさんあふれているけれど、「ハイハイしないのは遅れてる?」など不安になることもありますよね。でも他の親子との会話のなかで「うちも同じ!」と聞くだけでホッとするし、逆に子どもの成長はそれぞれでいいんだと自然に気付いたりもします。
利用される親子は、実は0歳児が圧倒的に多いんです。日中はいつも子どもと2人きりというママには「子どもが寝ててもいいよ、話しにおいで」と声をかけています。「せっかく来たのに寝ちゃった~」という親子には「寝ている間に、ここでゆっくりしたらええやん」って。お友達がいなくても大丈夫。気負わず、リラックスしに来てもらえたら。

子供が空気の入ったビニールのおもちゃで遊んでいる写真
お母さんが子供を膝に抱えて座り、会話をしている写真
絵本が飾られている柱が映る施設内の写真
運営法人の男性スタッフがこの空間を企画。落ち着いた雰囲気がいいとパパの利用も多い
下から見ると月のアートが浮かび上がる、天井に設置されたスピーカーの写真
スピーカーの下は “月のアート”に。実は子どもの目線でないと見えない

【事業者の声】ママ・パパ・子どもたち、みんながんばっているから

園長の高橋慧さんの写真

大慈こども園 園長 高橋 慧さん

親も子どもも落ち着ける空間になればと願っています。親が落ち着くと、自然と子どもも落ち着きます。
須磨の海岸、六甲山の葉っぱなど「本物の音」を使ったオリジナル音楽が流れるなかで、親子でゆったりしていただけたら。
ふらっとひろばでは「遊んでください」だけでなく、スタッフ、親どうしの対話を大切にしています。妊娠中のみなさんも、生まれる前にぜひ見学に来てください。
子育て中のママやパパは、いつもがんばっています。だからこそ「受けとめて、そっと背中を押す」そんな場所になればと思っています。

おやこふらっとひろば

開所日

月曜日~金曜日(祝日及び12月29日から1月3日を除く)

開所時間

9時00分から17時00分(12時00分から13時00分は閉所)

利用対象者

0歳から2歳の子どもとその保護者

利用料

無料

おやこふらっとひろば中央

所在地

中央区役所3階(神戸市中央区東町115番地)

電話番号

078-332-5710

運営

社会福祉法人 大慈厚生事業会

ホームページ

https://daiji-family-oyako.com/

市内の「おやこふらっとひろば」一覧

地域の子育てひろば (外部リンク)