2024年06月21日

食べるのを嫌がるようになったのは、好き嫌いのせい?【本日のレシピ:ひじき入り和風ハンバーグ】

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0~2歳

こどもっとこうべ園のタイトル画像


こんにちは!管理栄養士のろっこです!

この前、2歳になるけんくんのママから「離乳食の時はパクパク食べてくれていたのに、最近は口から出したりして嫌がるようになった」といったお悩みをききました。急に食べなくなってしまうと心配になりますよね。でも、けんくん、保育園では何でも残さず食べているのです。聞くと、お家では、大人と同じ硬さのメニューを少し刻んであげているとのこと。

給食のイラスト

実は、大人と同じ硬さで歯の形より小さいと、歯の上にのらなくて(滑ってしまって)、「上手くカミカミカミごっくんできない~」となってしまう場合があります。このように幼児期は、食べ物の好き嫌いではなく「大きさや硬さ」が原因で食べられないっていうこともよくあるんです。
こんなときは、今の食事を
① もう少し柔らかめの、指でつぶせるくらいの硬さ
② 歯の上にのるくらいの大きさ
にすることでお口の中で上手に処理できるようになります!

ろっこさんのイラスト

他にも、歯が生えそろっていない3歳ごろまでは、大人と同じでは、食べにくい食品があるため、ちょっとした工夫が必要です。
・皮が口に残るもの(豆やトマト)→皮をむく
・口の中でまとまりにくいもの(ひき肉やブロッコリー)→とろみをつける
・ペラペラしたもの(わかめやレタス)→加熱して刻む
・パサパサするもの(パン、ゆで卵、さつまいも)→水分を加える  など
悩んだときには、今回のけんくんママのように、私たち栄養士にお気軽に相談くださいね。

お花のイラスト

さて、今日は、暑くなってきた時期におすすめ、鶏ひき肉の和風ハンバーグのレシピをご紹介。
特に幼児さんの場合は、材料の「厚揚げ」を「絹ごし豆腐」に変えると、柔らかさが増して食べやすくなりますよ。また、添えのミニトマトは、皮をむいて、1/4にカットしてあげてくださいね。

ひじき入り和風ハンバーグ

手前のお皿左側にハンバーグ、右側にサラダ、奥の茶碗にごはん、左手に煮物の写真

●材料(2人分)

・鶏ひき肉…150グラム
・酒…大さじ2分の1
・顆粒和風だし…小さじ1
・玉ねぎ…4分の1個
・しょうが…1かけ
・厚揚げ…2分の1枚
・溶き卵…2分の1個分
・芽ひじき…大さじ2分の1
・サラダ油…大さじ1
・水菜…適量
・ミニトマト…適量

●作り方

1.玉ねぎ、しょうがをみじん切りにする。

2.ボウルにひき肉、酒、顆粒和風だしを入れてよく混ぜ、粘りが出たら、みじん切りにした玉ねぎ、しょうがと厚揚げ※1、溶き卵、芽ひじきを加えてさらによくこねる。

3.2等分にし、丸く形を整える。

4.フライパンに油を熱し、タネを並べ入れて両面を焼いたら蓋をして蒸し焼きにし、中まで火を通す。

5.器に盛り食べやすい長さに切った水菜、半分に切ったミニトマト※2を添える。お好みでケチャップやしょうゆをかけても。

1 厚揚げを豆腐に変えることで柔らかさが増し、食べやすくなります。

2 小さなお子さまに与える場合、1/4にカットしてください。

食べにくそうにする場合は、皮をのぞいてみましょう。

 

 

動画でレシピを紹介しています!

神戸市ホームページ「食べにくい食品と調理の工夫」 (外部リンク)