2025年03月07日
【子育てのヒント】おともだちとのかかわり(1歳半頃から)

「ぼくもやりたかった!」と完成したパズルの前で泣いている2歳児A君。それまで一つのパズルをB君と一緒に楽しんでいたのですが、最後の1ピースをB君がはめてしまったのでした。この頃になるとお友だちと一緒に遊ぶことも増えてきますが、関わり方はまだまだ練習中。何かあるとそばにいる大人は「一緒にしよう」とか「交代でしてみたら」と、すぐに解決してしまいそうになりますが、少し様子を見ることも大切です。

「A君もやりたかったんだよね」とA君の思いを言葉にして受け止めて、B君にも「A君も最後したかったんだって」と相手の気持ちを伝えてみます。その場は解決しなくても、自分の思いを言葉で伝えることや友だちにも思いがあることに少しずつ気づいていける、そんな始まりの時期です。

友だちの思いも、自分の思いも、思うようにならなくて、泣いたり、怒ったり・・・でもやっぱり友だちといると楽しいな!と気づいていく、そんな子どもたちを周囲の大人はあたたかく見守れる存在でいたいと思います。
