2023年11月01日

安全・安心に過ごして残暑を乗り切ろう

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0~2歳

3~5歳

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 今年の夏は、「災害級の暑さ」と言われるほど暑い日が続きましたが、皆さん体調は大丈夫でしょうか。
 セミの大きな鳴き声で起こされてしまう毎日でしたが、この夏は子どもと一緒にセミの羽化を見る機会がありました。木にたくさんのセミの抜け殻があるのを子どもが見つけ、抜け殻を集めて遊んだりしていたのですが、ちょうど殻から出ようとしているセミを発見!頑張って殻から出て、羽を広げていく姿が何とも逞しく、生命の神秘にふれることができた瞬間でした。

 ところで、お子さんが日々成長していくにつれて、日常生活を送る中でヒヤっとした経験はありませんか?
 我が家では、「寝返りできなかったのでソファに寝かせていたら、寝返りしてソファから落ちてしまった」「道路の段差に引っかかりベビーカーごと転倒した」等、ヒヤリとした経験があります。
 子どもの成長・発達は想像以上に早く、昨日までできなかったことが今日はできるようになったりと、びっくりすることや感動の連続です。月齢とともに行動範囲が広がり、事故が起こってしまうこともあります。
 子どもの事故の半数以上はおうちの中で起こっています。夏の間は厳しい暑さのため、おうちの中で過ごすことも多いかもしれません。また、少し涼しくなってくると、窓を開けておく機会も増え、転落による事故も起きやすくなります。
 こども家庭庁のホームページでは、0歳から6歳の子どもに予期せず起こりやすい事故とその予防法、もしもの時の対処法のポイントをまとめた「事故防止ハンドブック」を公開しています。このハンドブックでは、月齢ごとに起こりやすい事故がまとめられているので、2ページ目の「子どもの発達と起こりやすい事故(一覧)」も参考にしていただき、いつ頃どんな事故が起こりやすいかを予測するとともに、この機会におうちの中の環境や外出時の注意点を今一度確認してみてください。あらかじめ対策をとることで事故を予防し、安心してゆったり過ごせると良いですね。

こどもの事故防止ハンドブック (外部リンク)



※旧子育て応援サイト 2023年8月25日掲載分

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小澤 恵 先生

(保健師・こども家庭局家庭支援課課長)

2023年度より、神戸市こども家庭局家庭支援課課長として、思春期、妊娠から出産、乳幼児の子育てなどに関する母子保健施策に携わる。妊娠期やお子さんの乳幼児期に利用できる行政サービスについて、コラムを執筆予定。

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