2024年04月01日
子どもの発達相談、専門機関は予約待ち。そんなときは「こべっこ発達専門チーム」へ。
「同じ月齢の子と比べて言葉が遅い気がする……」「お友達とうまくコミュニケーションがとりにくい」など、子どもの発達が気になるとき、専門機関に相談してみたいと思うことも。近年、発達障害への社会での理解が広がったことで、相談件数が増加し、相談待ち期間が長くなっています。そこで、少しでも早く相談ができるよう、2023年10月から専門のメンバーで構成された「こべっこ発達専門チーム」による相談を垂水区と西区で試験的に開始。2024年6月からは東灘区と灘区でもはじまります。
「こべっこ発達専門チーム」とは?
「こべっこ発達専門チーム」は保健師・心理士・福祉職などの専門職で構成されたチームです。オンラインで事前に相談内容を記入し相談日を予約すれば、居住の区役所(現在は垂水区・西区のみ。2024年6月からは東灘区・灘区も対象。)でこべっこ発達専門チームの相談が受けられます。

どんな相談ができるの?
子どもの発達の専門的な相談はもちろん、専門機関に相談するかどうか悩んでいる方の相談を受け付けています。
例えば、「うちの子はかんしゃくがひどいけど、これって私の気にしすぎ?」「集団生活でひとり違うことをしているけど、専門機関に相談したほうがいいのかな」「同じ年齢の子どもと比べて話す言葉が少ないけど、発達に遅れがあるのかな」など、不安があれば一人で悩まずにご相談ください。
具体的にはどんなことをするの?
予約していただいた相談日に区役所で面談します。事前に答えていただいた質問フォームの内容や保護者の方が抱えるお子さんの発達に関する心配ごとなどをもとに、福祉職または保健師がさらに聞き取りによる簡単な発達検査を実施。お子さんは、(保護者と離れるのが大丈夫なお子さんは別室で)年齢に応じたおもちゃなどで心理士が一緒に遊びながら行動を観察します。
その後、聞き取りの結果とお子さんの実際の様子を合わせて、保護者の方にお子さんへの接し方の助言や支援先の紹介を行なうなど、お子さんやご家族の状況に合わせた支援を一緒に考え、お伝えします。
診察とさらに詳しい検査が必要と判断した方には、療育センター診療所含む専門の医療機関につなぎます。
また、お家でできることや日常生活での接し方などのアドバイスも。お子さんやご家族の状況に合わせた支援を一緒に考えます。
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対象は東灘区・灘区・垂水区・西区の就学前のお子さんとその保護者。
「こべっこ発達専門チーム」の相談は垂水区・西区で試験的に実施。2024年6月からは東灘区・灘区でもはじまります。詳しい相談対象や受付相談日は下記の通りです。
対象:初めて西部療育センター診療所や専門機関への相談を考えている垂水区・西区にお住まいの1歳~就学前の子どもとその保護者
※上記区以外にお住まいで相談をお考えの方、対象外の年齢の方は、お住まいの区の身近な相談先である区役所保健福祉課(外部リンク)の保健師や地域の医療機関、専門の相談機関(こども家庭センター、療育センター診療所)へご相談ください。
※2024年6月からは東灘区・灘区(東部療育センター対象区域)にお住まいの方も対象。詳細は広報紙こうべ6月号でお知らせします。
相談日:火・水・木曜 1枠 約90分(年末年始、祝日を除く)
※東灘区·灘区は曜日が変わる可能性があります(2024年4月時点)
相談場所:在住の区役所
料金:無料
オンラインで申し込みができます。
申し込みは質問フォームの記入と相談日の予約を行なうだけ。スマートフォンからでも簡単に申し込みができます。
申し込み方法
1.質問フォームの入力
質問フォームに、お子さんとご家族の状況、質問事項を回答してください。
※自動返信メールが送付されるため、事前に「noreply@kintoneapp.com」からの受信許可設定をしてから、下記のリンクをクリックしてください
2.相談日の予約
「1.質問フォームの入力」を完了後、登録したメールアドレスに自動返信メールが届きます。
メールの案内に沿って、相談日時を選択し、必要事項に回答して、申し込みを完了させてください。
発達について不安なことがある場合は、まずは健診時の相談や、お住まいの区役所・支所保健福祉課の保健師に相談することも可能です。