2025年03月26日
「神戸ポートタワー」から「ジーライオンアリーナ神戸 」まで!新しくなった神戸ウォーターフロント親子de周遊のススメ

日本の発展を支え世界の文化や流行との玄関口として長年その役目を担ってきた神戸のウォーターフロント界隈。その一帯が、この春大きく生まれ変わろうとしています。
少しずつ明かされていく各エリアの新情報が気になりつつも、おでかけの具体的なイメージがまだ掴めない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回、各エリアの最新情報から具体的な周遊ルートまで、「親子で楽しむ」をキーワードにまとめてご紹介したいと思います。
神戸ウォーターフロントを楽しむ!親子deおすすめ散策コース
「神戸ポートタワー、リニューアルしたけど何が変わったん?」「神戸にアリーナできるんやって!」続々と発表されていく神戸ウォーターフロントエリアの新情報に、ワクワクしている人も多いはず。せっかくなら目的地へ辿り着く道中も、いろいろと楽しみながら散策してみたいですよね。そこで、親子連れにおすすめの立ち寄りスポットを見ていきたいと思います。
2025年4月4日ついに開業!新たな神戸のランドマーク「ジーライオンアリーナ神戸」

神戸ウォーターフロント再開発事業において、神戸っ子が最も期待を寄せているのが「ジーライオンアリーナ神戸」およびその周辺を彩る「TOTTEI PARK」ではないでしょうか?
最大1万人収容可能なアリーナの誕生により、ここを本拠地とするBリーグ所属のプロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の試合はもちろん、すでにさまざまなアーティストのライブの開催が決定しています。
そんなイベント開催時はもちろんですが、せっかくのロケーション、普段使いしたいですよね♪そこで内部の様子や、気になる「TOTTEI PARK」など、まとめてチェックしていきます。
ついに神戸にアリーナが誕生!気になる内部は?

まず気になるのが、アリーナの内部。報道関係者に公開された内覧会では、国内最大級の大型LEDスクリーンが常設され、天井高24mを仰ぐ5層の観客席が、そのスクリーンを囲むように設計されています。
圧倒的な臨場感の中、神戸ストークスの試合やさまざまなライブイベントが開催されるのかと思うと、今から本当にワクワクしますよね。
子連れにうれしい、全天候型・屋外スポット!「TOTTEI PARK」

“みなとまち神戸”を全身で感じられる、新たな憩いの場「TOTTEI PARK」。開放感溢れるこの広場がアリーナに併設されるのですが、まさに都会のオアシス!という神戸らしい爽やかな空気が感じられますよね。

「緑の丘」の下は雨がしのげる空間となっており、急な雨でもお子さまと一緒に安心して楽しむことができるのも子連れおでかけには大きなポイントの一つです。
焼きたてのバウムクーヘンが味わえる「ユーハイム」をはじめ、地元漁港直送の海鮮レストランや、神戸南京町の人気店など和洋折衷よりすぐりの飲食店が集結!各店舗それぞれでテイクアウト商品も充実しているので、天候に左右されることなく家族で思いきりリフレッシュができそうですね。
散策で楽しむ神戸~ジーライオンアリーナ神戸⇔メリケンパーク~

ジーライオンアリーナ神戸とメリケンパークの間の通路も整備され、プロムナードをゆっくりと散策しながら“みなとまち神戸”を感じることができます。

また途中には、神戸の西洋文化の歴史を目と舌で感じられる「フェリシモチョコレートミュージアム」や、アクアリウムとアートが融合した劇場型アクアリウム「átoa」などもお目見え。近隣には新たな商業施設「ラスイートルパンビル」がオープン。パンやスイーツのイートインができるので、歩き疲れた時やおやつタイムにもピッタリ。
驚きの五感体験型スポットへ!一足先に生まれ変わった「神戸ポートタワー」

いよいよ神戸の象徴的なランドマーク、『神戸ポートタワー』へ!先立って2024年4月26日リニューアルオープンしましたが、外から見ただけではどのように変わったのかよくわからない…という方のために、実際に体感してきた様子をお伝えします。
①【展望5階】“神戸”を感じられる仕掛けがいっぱい!≪展望エリア「Smile Park」≫

展望エリアの入場は有料となっており、あらかじめネットで時間指定チケットの購入が可能です。1階から入場後、展望エリア行きのエレベーターで初めに降り立つ階がこちら。
愛くるしい神戸弁満載の吹き出しパネルを使い、楽しく撮影ができるフォトブースを発見。どこをどう切り取っても完成されたロケーションに、ワクワクする撮影タイムになること間違いなし。

神戸が舞台となったさまざまな映画やドラマのロケ地情報が、360度ぐるりと表示されていました。とてもユニークな聖地巡礼スポットですよね。
②【屋上デッキ】リニューアルで初登場!大注目の「Brilliance Tiara Open-air Deck」

続いて5階から階段を上り、リニューアル後初めて入場可能となった屋上デッキへ。
“鉄塔の美女”と呼ばれるポートタワーの印象的なティアラ部分はガラス張りとなっており、海風を肌に感じながら神戸の海・山・町を360度ぐるりと見渡すことができる、唯一無二のスポットです。
③【展望4階】体感型スポット≪光のミュージアム「Brilliance Museum」≫

屋上を堪能した後は、各フロアをチェック!4階は『赫き(かがやき)』がテーマの、没入感たっぷりな光のミュージアムが広がっていました。
動くたびにカラフルな花が咲きほこる床や、触れるたびに花火が打ちあがる壁面など、体の動きに反応する多種多様なギミックに、大人も大興奮すること間違いなし!
ミュージアム内は会話や撮影がOKなので、お子さまと一緒にワイワイ撮影しながら楽しむことができますよ♪
他にも、展望1階には360度作品が展示されたアートな空間『Gallery 360』も。定期的に内容が変わるので、最新情報は要チェックです!

最後はそのまま2階のグッズショップでお土産を吟味♪ここでしか手に入らない限定のポートタワー土産やフェリシモの人気商品に、思わず目移りしてしまいます。
また、いつでも無料で入場できる低層階エリアには、神戸ならではの企業とコラボした限定商品などが購入できるさまざまなショップ(『ビームスジャパン神戸』、『イコリ』、『ポートアレイ ボトロー』)もあり、見ているだけでも本当にワクワクしました。
④「BE KOBE」で繋ぐ、“家族写真”のススメ

現在神戸に6つある「BE KOBE」モニュメント。その中でも、このメリケンパークのモニュメントは、神戸開港150年を記念して2017年に作られた、「BE KOBE」第1号なんです!
そんな初代モニュメント前でそのまま記念撮影をするのも良いですが、「思い出フォト×子どもの成長」として、“同じポーズ&構図で毎年家族写真を撮る”というファミリーイベントもおすすめ。神戸での思い出と共に、お子さまの成長の記録として毎年写真を残してみてはいかがでしょうか?
⑤芝生広場も全面リニューアル!親子deピクニックのススメ

お天気の良い日は、近隣のカフェでコーヒーや軽食をテイクアウトするのもおすすめです。

きれいに整備された芝生広場では、木陰にベンチが登場!広場内にはベンチの足が地面に固定されていないものもあるので、ベンチを組み合わせて家族みんなでワイワイとピクニック気分も味わえそう。
春は桜とポートタワーのコントラストが楽しめたり、夏は噴水で遊んだりと、芝生広場一帯だけでもさまざまな過ごし方ができそうですね。
※雨の日は、ポートタワー展望3階の回転カフェ&バーや、低層3&4階のレストランカフェもおすすめです。
展望台チケットご予約等の詳細はこちらから [神戸ポートタワー公式HP] (外部リンク)
⑥ 全面リニューアル!「神戸港震災メモリアルパーク」
阪神淡路大震災から30年の節目となった2025年。震災当時の展示内容を全面的にリニューアルした「神戸港震災メモリアルパーク」がメリケン波止場にお目見えしました。よりリアルに、新たな視点で震災の記憶や記録、そして復興を、この場所で再認識するということに、大きな意味を感じることができました。

実際に当時被災したメリケン波止場の一部をそのまま保存した、約60mの岸壁。伝え聞くことや映像などでしか震災を知らない子どもたちこそ、リアルな震災の傷痕に触れ、当時の被害の大きさを少しでも感じ取ってもらえたらいいなと思います。
【より快適に周遊♪】ウォーターフロントエリアの交通手段

メリケンパークからさらに西へと足を伸ばすと、「アンパンマンミュージアム(@神戸ハーバーランド)」や「こどもっちパーク(@HDC神戸)」などもあり、お天気に関係なく思いきり遊ぶことができる施設がコンパクトにまとまっているので、より「親子で遊びに行くならまず神戸!」となりそうですよね。
そんな周遊時に頼りになるいくつかの交通手段もまとめてチェックしてみましょう。
① 連接バス「Port Loop(ポートループ)」
ウォーターフロントを網羅している便利な周遊バス。エコファミリー制度利用で、大人1名につき同伴の小学生以下2名まで無料に。
https://www.city.kobe.lg.jp/a80014/shise/kekaku/jutakutoshikyoku/sogokotsu/lrtbrt.html
② シティループ
ポートループと共に乗り放題となる、1日(2日)乗車券の利用でよりお得に。こちらのルートは市街地も走ってくれるので用途に合わせて乗り換えるのがベスト!
https://www.shinkibus.co.jp/bus/cityloop/
\合わせて確認したい/
現在工事中の三宮駅周辺。スムーズなベビーカー移動ルートを知りたい方はこちら
➤[変わる三宮をベビーカーで楽しむ~攻略ルート編~]
https://kodomotto-kobe.jp/article/explain/0030.html
【目的地だけじゃもったいない!】三宮からの道中も余すことなく楽しもう【東遊園地エリア】

各線三宮駅から南へと進むとまず見えてくるのが、この開放的な都市型公園「東遊園地」です。毎年「1.17希望の灯」を始め、「神戸ルミナリエ」など、阪神・淡路大震災の追悼行事が開催されるなど、神戸っ子にとって震災の記憶を忘れないための大切な場所の一つでもありますよね。
定期的にファーマーズマーケットも開かれ、広々とした敷地内で家族みんなが思い思いに過ごすことができる、まさに都会のオアシスです。
そこからさらに南へと足を伸ばすと、天気の良い日には本を持ち出して、ウッドデッキで読むことも出来る「こども本の森 神戸」があります。
土日祝は事前予約が必要ですが、平日は終日入館自由。木のぬくもりに包まれた各スペースがまるで秘密基地のようで、子どもはもちろん大人もワクワク♪
たくさんの本の中からその日の気分に合ったものを選んで、お気に入りのスペースでしばしゆっくりとくつろぐのもいいですね。
何度来ても楽しめる、新たな神戸ウォーターフロントは期待大!

実際に周遊してみて、とても一日では楽しみ尽くせないほど、親子でワクワクできる魅力溢れたエリアであるということを改めて感じることができました。
このウォーターフロントエリア一帯は、これから数年をかけて少しずつ生まれ変わっていくようなので、まだまだ目が離せません。
ぜひ今回の記事を参考に、イベント開催時はもちろん、日常的に神戸ウォーターフロントエリアでの滞在をご家族で楽しんでみてくださいね。