2023年11月01日
乳幼児にとっての「学び」【ごっこ遊びはおもしろい】
ごっこ遊びはおもしろい
保育所では、一人一人の育ちや興味に合わせて、「やってみたい!」という意欲を引き出し、満足できるように環境を構成しています。2歳児頃の子どもたちは、自己主張が旺盛でいろいろなことに好奇心を持ち、友だちとかかわってあそぶことも増えていきます。動画の前半は、お人形にパンツ、ズボンや洋服を着せるお世話あそびをしています。どこから手や足を入れたらいいのか試行錯誤しながら、最後までやり通す力が自然に育まれています。何度も繰り返し、指先もだんだんと器用になっていきます。全部、服を着せて「できた!」とにっこり笑い、お人形を跳ねさせる姿は大きな達成感の表れです。
動画の後半は「ままごと」から、ふとしたことで「お買い物」ごっこが始まった様子です。手提げ袋を持って二人でおしゃべりしながらイメージを共有し、お人形の布団をドレスに見立てるなど、感じたことや考えたことを自分なりに表現しようとしています。そして、友だちとのかかわりの中で、相手の思いや意図を感じたりする力も育っています。
このように、それぞれの興味、関心が尊重される温かな環境のもと、主体的に楽しく遊び、生活する中で、子どもたちには様々な力が育っていきます。
事例:たちばな保育所