2023年11月01日

乳幼児にとっての「学び」【自然の中で 友達と心うきうき】

相談する

0~2歳

3~5歳

自然の中で 友達と心うきうき

 四季折々の恵まれた環境の下、幼稚園の森で子供たちは友達と一緒に心も体も弾ませて「リスごっこ」を楽しんでいます。

天気のいい日、緑に囲まれた公園でお友達と一緒に公園を探検したり、石の上に乗って遊んだり、思い思いに過ごす子供たちの写真。
教室で先生がリスの絵本を読み聞かせしてくれています。先生の前に体育座りをして真剣に聞き入る子供たちの写真。

 友達同士で主体的に遊びを進めていますが、この背景には教師のねらいや学びへの支援があります。
 リスの絵本を見たり歌を歌ったりして想像をふくらませています。また、日常的にやってくるカラスに、園庭で育てている野菜や花を荒らされた経験など、毎日の生活の中で興味を持ったり心を動かされたりした体験を大切に表現活動をしています。日々の遊びの中で、子供たちの想像力、観察力、思考力を育んでいます。

 また落ち葉をたくさん集めたり、木々の間をすり抜けたり、実際に自然に触れることで様々な発見や気付きがあります。具体的にリスの生活に想像をふくらませることができ、友達同士でより分かり合って遊ぶことにつながっています。

緑に囲まれた公園で落ち葉をたくさん集めたり、木々の間をすり抜けたりする子供たち。

 教師は、一人一人の子供が遊びの中でどのような気付きをしているのか、友達との関係性はどうかなど細かい視点で遊びを捉え、必要に応じて声をかけたり見守ったりしています。遊びを通して友達同士の関係も深まり、思いやりや協同性が身に付くように支えています。遊びを通して、子供たちの興味・関心、人と関わる力、意欲が育まれています。そして幼児期に育まれた力が小学校以降の生活や学習の基盤になっていきます。

今日公園で見たカラスが、ふかふかの落ち葉の下にもぐって遊んでいた様子を先生と生徒たちで話している写真。カラスが落ち葉の下にもぐっていたら、カラスは見つけられるかな。という先生の問いに対し、見つけられないと回答する子供たち。

事例:神戸市立魚崎幼稚園

乳幼児にとっての「学び」TOPページへ