2024年10月17日

保活経験者のパパママに聞く、「神戸で保活やったよ!座談会」開催

あずける

0~2歳

3~5歳

保活座談会の写真

 

今年も神戸市では10月21日に2025年4月入所の保育所の申し込みが始まります。
「えっ?もう?!」それとも「きた!」と思われたでしょうか。


 
「あれ?保活って何やるんだっけ」という方へ向けて、こどもっとKOBEでは保活の流れや、神戸市内にある幼稚園や保育所等の利用方法をまとめたページがあるんです。

 

神戸市内の幼稚園や保育所などを利用するには?」のページにもあるように、保活は以下のような流れですね。

 

保活の流れ

1.利用希望する施設を検討する(情報収集&保育所見学)
2.申込書類を揃える
3.e-KOBE(神戸市スマート申請システム)等で認定申請する
4.「認定通知」(2、3号認定は利用施設の調整結果も)が届く。
5.入園、入所手続きを行う

 

でも、情報収集&保育所見学って具体的には何をどうすればいいの?私のやり方であっているの?という方も多いと思います。私も当時いろいろ不安でした。

 

それならば、経験者に聞いてみようということで、神戸市内で保活をされた方に話を聞いてきました。

 

いつから始めた?見学で見るポイントは?教えて!保活経験者のパパママに聞く、「神戸で保活やったよ!座談会」開催

保活座談会の様子

 

ここ数年、神戸市内で実際保活をされたお父さん、お母さん7名に集まっていただき、保活について特に知りたい質問6つについて答えていただきました。 

 

Aさん:須磨区在住、自営業1歳児の父
Bさん:垂水区在住、フリーランス6歳0歳の2児の母
Cさん:垂水区在住、正社員5歳0歳の2児の母 (来年度の入園に向けて保活中)
Dさん:西区在住、自営業8歳7歳4歳1歳と現在妊娠中の5児の母
Eさん:垂水区在住、正社員0歳児の母(来年度の入園に向けて保活中)
Fさん:垂水区在住、フリーランス10歳5歳の2児の母
Gさん:灘区在住、正社員5歳児の母

 

まずはこちらの質問から

 

保活の情報はいつから、そしてどこで集めましたか?

 

「いっせーのーで!」と答えを書いてもらったボードに一番多く書かれていたのが、ズバリ「6月から

 

Aさん
県外から須磨区に引っ越してきたタイミングでしたが、6月に役所に行きました。

 

Gさん
私も6月頃からネットと区役所で集め始めました。

 

Eさん
ネットで暑くなる前に保育所見学は済ませておく方がいいとあったので。6月頃から行政のサイトやこどもっとKOBEで保育所の位置を調べたり、必要な書類一覧を確認しました。

 

——暑くなる前がポイントなのかも。でもまだこれから見学に行くことも可能とのこと。まずは園に問い合わせるところからスタートです。中にはこんな意見も。

 

Fさん
私は上の子が2歳からでは入れなかったので、下の子は妊娠中に役所やネットで情報を集めました。

 

Bさん
私も上の子の時に苦労したので、下の子は産後すぐ区役所やママ友から集めました。

 

Dさん
きょうだいがいると優遇される場合もあるので、きょうだいがいる場合はまず通っている園の空き状況などの確認からですね。

 

では次にこちらの質問を。

 

保育所選びで重視したこと、見学で見ておくポイントは?

 

出してもらった答えで多かったものは、子どもの表情、安全性、清潔面、園の方針。

具体的にはどんなところをチェックしていましたか?

保活座談会の様子

 

Fさん
園の雰囲気は、挨拶をしてくれるかどうかでなんとなくわかるかな。
挨拶しても返せないぐらい疲れている先生がいる園は、やっぱり余裕がないのかなと思っちゃう。子どもの表情もそうだけど、園長先生や対応してくれる先生以外の先生の表情もよく見ました。

 

Gさん
見学の時だけでなく普段の散歩をしている様子なども見て、先生が話す言葉に否定的なものが多いと、ここはちょっと違うのかなと思ったり、そのあたりも参考にしました。


では、逆にこんな質問を。

 

ここを見ておけばよかったと思うところはありますか?

 

Aさん
外遊びの様子。須磨区特有かもしれないけど、海が近いので海や砂浜に行く園もあるんです。でも今の園は海に近くても、安全面を重視するので行かないと言われたので確認しておけばよかったなと。

 

Dさん
今の園は保育所なので、幼稚園みたいな学習系がなく遊ぶことが重視。ただ園によっては、週一でも先生が来てくれて教えてくれるようなところもあるらしいので、引越しして園が遠くなったこともあり、転園する時には確認したいです。

 

Fさん
土曜保育のハードルの高さ。園によっては土曜保育有りと書いていても、実際には何ヶ月も前から申請が必要だったり、時間の制限があったり、利用している人がおらず気をつかうから利用を控えたりすることもあるので、予定がある人は詳しく聞いておいた方がいいかも。あとは駐車場の有無だけでなく広さも。お迎え時間帯は混み合うので。

 

——園庭がない保育園でも、近隣のいろんな公園に遊びに行っていることもあるので聞いてみるといいですね。土曜保育や延長保育の利用の仕方なども園によって異なるので、これは利用される方は要確認です。

 

次は申請方法について。

 

神戸市ではe-KOBE(神戸市スマート申請システム)を利用して書類の提出を電子申請で行うことができますが、利用されましたか?

 

Fさん
私はe-KOBEで申請しました。めっちゃ楽ちんでした。書くより、パソコンで打つ方が楽だし、提出期限の23時59分まで受け入れてくれるんです。書類は写真やPDFにして添付しました。おすすめですよ。

 

Cさん
私はスマホからやりましたが楽でした。行かなくていいのがよかった。提出時期は区役所も混んでいるので。簡単すぎて送信できたかなと不安になるけど、送信後にメールで申請できましたと連絡が来るので安心しました。

 

——子どもがいると、家でできるのは嬉しいですよね。「知らなかった」という方からも「次から申請関係は使おう!」という声があがりました。

 

保活座談会の様子

保育サービスコーディネーターを利用したことはありますか?

 

Bさん
まだ利用したことはないけど、知ってます!区役所の窓口の人に相談したらいいよと教えてもらいました。区役所の窓口でほとんどの疑問は解決するけど、それとはまた違ったそれぞれの状況にあった保育サービスを案内してくれるそうです。保育サービスコーディネーターさんが実際の園を見学していて、園の雰囲気とかを教えてもらえたり。ひとつひとつママが周りの園をあたるのって大変ですもんね。

 

——各区役所に配置されているので、これは保活の強い味方ぜひ活用したいですね。

保育サービスコーディネーター (外部リンク)

これから保活する方へ伝えたいこと

 

Bさん
仏教でもキリスト教でもいいけど、宗教がある園もいいですよ。信仰するかしないかではなく、神様の存在を知ることで心を育ててくれる。一年の流れが行事で感じられたり、悪いことしても神様は見てるとか、自分は一人だけど一人ではないとか。こんな時代ですし、大きくなった時にふと思い出したらいいなと思います。

 

Aさん
僕は自分が興味があったから自然に保活をしていたのですが、夫婦二人の観点や意見は別だったりするから、見学や園選びの話し合いは夫婦でして良かったと思います。なかなか男性は時間の都合など難しいかもしれませんが、奥さんメインで保活をして「ここに決めたけどどう思う?」と聞くだけでも良いと思います。両方で決めたってことが後々いいんじゃないかな。

 

——そうですね。子育てついて何を重視するかを、夫婦で話し合うきっかけにもなりますね。
 

 

保活への思いは熱く、時間が過ぎても話はまだまだ盛り上がっていました。皆さん共通して言われていたことは、職場復帰への不安や焦りから、一喜一憂することも多いけど、あまりSNSの評判は気にしすぎず、自分の目で見たり感じたものを大切にしてくださいということ。使えるサービスはしっかり活用して保活がんばっていきましょう!